福島×岡山復興【FUKU-O】学生サミット-福島の復興・明るい未来につなげよう-
震災から4年となった今年3月に、東日本大震災、原発事故で被災した福島県の復興について、福島と岡山の学生(中学生、高校生、大学生)が交流し、語り合う「学生サミット」を、岡山で始めて開催しました。震災、原発事故後、4年経過しても多くの方々が避難し、また風評被害や震災の記憶の風化で苦しむ福島に思いを馳せ、参加した福島の学生をはじめとした交流の継続を誓いました。日程:平成27年3月29日(日)場所:岡山コンベンションセンター(岡山県岡山市)参加者:学生約360名(福島の学生約40名、岡山の学生約320名)共催:福島県、福島県教育委員会 後援:岡山県教育委員会
福島・岡山両県学生からの活動報告
この学生サミットでは、まず午前中に、震災・原発事故、福島の復興に自ら関わっている高校、大学の学校、学生団体等計8組が、自らの取組や、震災、そして震災後、何を思い、どのように行動してきたかを発表していただきました。
福島県の各学校・学生団体の発表概要はこちらです岡山県側からも、岡山南高校、岡山工業高校デザイン科の学生が、被災地訪問や、復興支援キャラクターの考案などの取り組みを紹介し、「自分たちでできることをして、福島とつながり、震災の記憶を風化させないことが貢献になる」と訴えました。(写真画像はクリックすると大きくなります)
【復興ワークショップ (福島・岡山両県の学生による意見交換)】(「復興(FUKU-O)フラッグ」づくり)
引き続き、約10人ずつのグループに分かれて、復興のためのアイデアやについて、ワークショップ(意見交換)を行いました。普段は交流することのできない両県の学生同士で、膝を付き合わせて、福島の抱える課題や、観光地や特産品などの魅力、また、岡山の魅力など、情報・意見交換しました。「福島県いわき市は『東北のハワイ』と呼ばれ、フラダンスなどが盛ん」「福島にも岡山にも美味しい日本酒があるので、将来飲み比べてみては、と会話が弾みました。また、この時、両県の共通の代表的果物である「桃」をイメージした、桃色のフラッグに、これからの復興支援のあり方や、お互い復興を願うメッセージやキャラクターのイラストなどを、参加者一人ひとりが書き込んで「復興【FUKU-O】フラッグ」を作りました。なお、この桃色のフラッグは、福島復興【FUKU-O】プロジェクトのシンボルデザインである三角形の集合体の日本のマークと同様、濃い桃色が、「福島の赤い桃」で、薄い桃色が、「岡山の白桃」を表します。参加した学生は、交流で得られた情報や、自分の考えを元に思い思いのメッセージを書いていきました。何人かが自ら思いを書きこんだメッセージを発表しました。最後は、岡山工業高校デザイン科の生徒さんが考案した繋がりキャラクター「ももだるま」の折り紙を千羽ダルマにして、福島から来てくれた学生さんにプレゼントしました。(写真画像はクリックすると大きくなります)